LOG IN

さあ、20代。

by 榊花乃

最近、はあちゅうさんのつぶやきを皮切りに、「売れ残り独身」論争がツイッター世界で繰り広げられていました。

これは、クリスマスケーキ理論ともいうらしいです。

実際に私の周りには、まだ20代前半ということもあり、私を「売れ残り独身」と呼ぶ人はいませんが、
最近では、結婚したいトークや子どもが欲しいトークを聴くことも増えてきました。
そんな時に、独り身の私は、自然と羨ましがる役を担うことになります。

本当は、「なにがいいんだろう」とまではいきませんが、「ステキなことって彼氏や結婚だけじゃないのになぁ」くらいのことを思っています。
でも、そんな言葉を言うのは少しアウェイなほど、恋愛におくウェイトが大きい人が多いのがこの社会です。

ただ、「彼氏がいて羨ましい」「彼氏がいる方が良い」という価値感には、身に覚えがあって、
というのも、私、1年ほど前まで、絶賛恋愛ラブァーでした。

私が恋愛体質だった話

中学校1年生の時に、初めての彼氏ができてから約10年間、ほとんど絶え間なく彼氏がいた私は、いつの間にか恋愛依存症になってしまっていました。
彼氏がいることが常で、彼氏がいないことが異常と身体が覚えていたような気がします。

誰かを特別に愛したかったし、誰かに特別に愛されていたくて、恋が終わるときは、もうしばらく歩けないんじゃないかと思うほど、未来に絶望していました。

私が恋愛体質とサラバした話

私の恋愛依存を癒してくれたのは、意外にも恋愛でした。

去年の夏に付き合った人が、私に、私自身を愛おしむ時間をくれる人で、私は彼と付き合っている間に、自分自身を愛することを覚えたんです。(詳しくは、いつか別記事に書きます。)

私は、趣味はもちろん、仕事も、自分のやりたいことを思いっきりやるようになり、そんな日々を過ごしているうちに、私が私個人として極まることが、なんとも愛おしく感じられるようになったんです。

そうして私は、私を極めるあまり、誰かと深く繋がることである恋愛について考えない時間が増えて、自然に恋愛体質とサラバすることができました。

話は戻りますが、
私は恋愛依存だったことがあるので、「彼氏がいて羨ましい」「彼氏がいる方が良い」という価値感は、身に覚えがあるのです。
だけど、心の中では「ステキなことって彼氏や結婚だけじゃないよ」って思っています。

私がどこまでできるのか。
それを試せるのが
20代、今なんじゃないか?

あれをやってみたり、これをやってみたりと楽しいことをさがしてみたり、見たい景色に吸い込まれるように足を運んで見たり、日の出る時間を問わずに、新しい企画や作品を生み出そうとペンを握ったり。

私はどこまで行けるんだろう。と考えると自分が愛おしくてたまらなくなる感覚がある。生まれてよかったって思いが漂って、私の頬を撫でます。
私はどんなことができるようになって、どんなものを生み出せるようになって、どんな人に認められ、愛されるようになるのかを考えると、この20代、「私」をとことん楽しむことで精一杯なんじゃないかと思うんです。

そんなのことを言いつつ、恋に落ちることだって、もちろんあると思うし、彼氏だってできるかもしれません。そう、未来なんて読めないんです。

だけど、
確かなもの、安定なんていらなくない?
だって、まだまだ20代だよ?
思いっきり「私」楽しみたいじゃん!

売れ残り独身予備軍として、
「私」のための20代を生きる!

もちろん、彼氏や旦那さん、子どもといることは、私のため、と考える人がいるのは、理解できています。私にもそう思った経験があるし、もしこれから恋に落ちたらそう思う可能性も重々にあります。

きっと、「私のため」になるものが人によって違うんです。

それを理解できず、一概に「彼氏がいることが優」「25歳で彼氏がいないのは売れ残り」と言う人は、多様性を理解できない愚かな人だと思っています。

新宿の真ん中にたって、両手を広げて、ぐるっと1回転してごらんよ。
ものすごいたくさんの人がいる。みんな違うことを考えていて、みんなここまで違う道を歩いてきた。

その人たちみんなが自分と同じ価値感だなんて、傲慢すぎると思うんです。

そんなつまらない世界じゃないから!

いろんな価値観をもっている人がいて、いろんな人生を歩いている人がいるこの世界を、セメントのような冷たいきもちでペターとつまらない世界にしてしまうのは、本当にもったいない。


むしろ、この世界は素敵だぁ!って思いながら、
私もそのきらめきの一つだと思って、楽しんで生きていこうと思います。



榊花乃
OTHER SNAPS